年末が近づくと「そろそろ大掃除をしなきゃ」と思っても、なかなか重い腰が上がらないものです。
忙しい中でまとまった時間を取るのは大変ですし、掃除が苦手な人にとってはプレッシャーにもなりますよね。
でも、大掃除は完璧にやらなくても大丈夫。
ここで紹介する無理しない大掃除とは、全部を一気に終わらせることではありません。
気になる場所を中心に、無理なく気持ちよく年を越せるように整えることを目的にしています。
この記事では、ずぼらさんでも続けられる「ゆる大掃除」の考え方と、場所別の実践ポイントを紹介します。
大掃除の考え方を変えよう
まずは、掃除をラクに感じられるように、考え方から少し視点を変えてみましょう。
完璧を求めず、「ここだけでいい」と思える工夫を見つけることが大切です。
① 大掃除は完璧にしなくていい!やる場所を絞るのがコツ
大掃除というと家中をピカピカにしなきゃと思いがちですが、それが大きな負担になる原因です。
1年分の汚れを一気に落とそうとすると、体力も時間も足りません。
実は、きれいに見せるために必要なのは全部ではなく見えるところなんです。
トイレ掃除やお風呂掃除の記事でもお伝えしたように、完璧を目指さずここだけやれば十分という基準を持つことが大切。
大掃除をラクにする一番のコツは、やる場所を思い切って減らすことなんです。
② 優先順位を決めよう|ここだけやれば十分な場所リスト
全体を見渡しても、すべてを一度にきれいにするのは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、優先順位をつけて「ここだけ掃除」を実践することです。
たとえば以下の3ステップで考えてみましょう。
- 来客や家族の目に入りやすい場所(リビング・玄関)
- 汚れがたまりやすい場所(キッチン・換気扇)
- 放っておくと後で大変な場所(窓・ベランダ・冷蔵庫の中)
全部をきれいにしようとせず、この3つを中心にやるだけで掃除した感がぐっと出ます。
この選ぶ大掃除こそ、ずぼらさんが無理なく続けられるポイントです。
ずぼらさんにおすすめの大掃除実践ポイント
ここからは、実際の掃除で意識したいポイントを紹介します。
普段の掃除と同じように、無理なくできる範囲で進めましょう。
① 普段手をつけない場所を中心に
日常の掃除では手をつけにくい場所を中心に、大掃除でまとめてリセットしましょう。
たとえば、こんな場所がやると達成感のあるポイントです。
- 照明・天井まわり: 高い場所は普段見落としがち。ハンディモップで軽くホコリを取るだけでもOK。
- カーテン・窓・サッシ: カーテンは洗濯機にお任せ、窓は内側だけ拭くだけでも十分です。
- 冷蔵庫の中: 賞味期限切れを整理して棚をサッと拭くだけでスッキリ。
- 換気扇・レンジフード: 油汚れは一晩お湯に浸けてから拭くとラク。届かない部分は無理にしなくても大丈夫。
- 玄関・ベランダ・家電裏: 玄関マットを洗う、ベランダの砂を軽く流す、テレビ裏のホコリを取るだけでも清潔感が変わります。
どれもがんばらなくても成果が出やすい場所ばかり。
できる範囲を自分で決めて、やれた分だけ自分を褒めましょう。
② 道具と準備を最小限にする工夫
大掃除のハードルを上げているのは、実は準備の多さかもしれません。
バケツ、雑巾、洗剤、ブラシ…と揃えようとすると、それだけでやる気が下がってしまいます。
ずぼらさんにおすすめなのは、普段使っている掃除道具をそのまま流用すること。
たとえばウェットシートやフローリングワイパー、キッチンペーパーなど、すぐ使えるものを中心に使えば、準備の手間がほとんどありません。
道具を部屋ごとに置いておけば「今ついでにやろうかな」と思ったときにすぐ動けます。
③ モチベーションを保つコツ|できたを感じながら進める
大掃除を最後までやりきるには、達成感の積み重ねが大切です。
「全部終わらせなきゃ」ではなく、「今日はここまでできた」と区切ることで気持ちがラクになります。
1か所終わるごとに、音楽を流したり、好きな飲み物でひと息ついたりしてごほうびをあげましょう。
また、スマホでビフォーアフターの写真を撮るのもおすすめ。
見返したときに「ここまでやったな」と実感でき、次のやる気につながります。
大掃除は完璧を目指すイベントではなく、1年を気持ちよく締めくくる時間です。
短時間でできて、部屋の空気までスッキリ。
やれる範囲で少しずつ整える気持ちが大切です。
まとめ
大掃除は、頑張りすぎなくても大丈夫です。
やる場所を絞って、できる範囲を整えるだけで十分。
日常の掃除で整えてきたあなたなら、1日でスッキリ片づくゆる大掃除がきっとできます。
大切なのはやった量ではなく気持ちよく新しい年を迎えること。
完璧を求めず、心も家も軽く整えて、穏やかな気持ちで新年を迎えましょう。