気づいたらお風呂がぬめぬめしていたり、またカビが出ていたりしませんか?
毎日掃除しなきゃと思っても、忙しい日や疲れた日にはつい後回しになってしまいますよね。
でも実は、お風呂掃除は毎日しなくても清潔を保つことができます。
ポイントは、入浴後のながらケアと週1回のリセット掃除。
この記事では、ずぼらさんでも続けられるお風呂掃除のコツを、手順と仕組みづくりの両面から紹介します。
完璧を目指さなくても、気持ちよく清潔をキープできますよ。
お風呂掃除は毎日じゃなくて大丈夫|週1で整えるゆるリセット習慣
気づけばお風呂がぬるぬるしていたり、排水口にピンク汚れが出ていたりしませんか?
毎日しっかり掃除できたら理想だけど、仕事や家事で忙しいとつい後回しになりますよね。
でも実は、お風呂掃除は毎日しなくても清潔を保てます。
ポイントは汚れをためない工夫と、週1のリセット習慣。
がんばらなくてもきれいを保てる方法を、ゆるく紹介していきます。
① サボってしまう理由は性格じゃなく仕組み
トイレ掃除の記事でも触れましたが、お風呂掃除をサボってしまうのは性格のせいではありません。
原因は、掃除をしにくい仕組みにあります。
洗剤を取りに行く、ブラシを探す、腰をかがめる…この準備の多さがハードルを上げているんです。
つまり、やる気ではなく仕組みを変えれば掃除のハードルはぐっと下がります。
たとえば掃除道具を浴室の中に吊るしておく、排水口ネットを使って髪をためないなど、小さな工夫で面倒になる前に済ませる流れが作れます。
② 入浴後50秒でできるながらケア(流す・水切り・換気)
毎日の掃除をラクにする一番のコツは、入浴後50秒ルーティンです。
入浴後に軽くお湯を壁や床に流し、スクイージーで水を切って換気扇を回すだけ。
- 1〜20秒:シャワーで壁と床を全体的に流す
- 20〜40秒:スクイージーで水滴を切る(特に壁と鏡)
- 40〜50秒:換気扇をそのまま30分ほど回す
入浴中から換気扇を回しておくと湿気がこもりにくくなります。
上がったあともすぐに止めず、そのまま30分ほど回しておくのがおすすめです。
これだけでカビや水あかの発生を大幅に減らせます。
TOTOやLIXILも、入浴後に水分を残さないケアを推奨しています。
カビは湿気が続く環境で増えるため、乾かすことが最大の予防です。
15分で完了!週1お風呂リセット掃除の手順
週1回は、しっかりリセットする日を作ると清潔が続きます。
ここでは、できるだけ手間をかけずに15分で終わる手順を紹介します。
① 0〜3分:排水口と小物をつけ置き
最初に排水口ネットを外し、小物(洗面器やボトル)をまとめて洗面器やバケツに入れます。
ぬるま湯と中性洗剤、または重曹を入れて3〜5分つけ置き。
この間にほかの部分を進めると効率的です。
ピンク汚れの原因であるロドトルラ菌は週1回以上のつけ置きで抑えられます。
② 3〜10分:床・壁・ドアまわり・浴槽を洗う
次に床と壁。
泡スプレーを全体に吹きかけ、ブラシで軽くこすります。
力を入れすぎず、円を描くようにこすると水あかも落ちやすくなります。
浴槽は、お湯を抜いたあとに中性洗剤をスポンジで軽くこすればOKです。
湯あかが気になるときは、残り湯に重曹を大さじ2ほど入れて10分つけ置きすると汚れが浮きやすくなります。
浴槽は、週1回のリセット掃除をベースにすれば十分です。
ただし、家族の人数や入浴頻度によって汚れ方が変わるため、毎日お湯をためる家庭では2日に1回の洗剤洗いを目安にすると安心です。
少人数やシャワー中心の家庭では、入浴後にお湯を流して軽くこするだけでも清潔を保てます。
特にドア下のレールはホコリと石けんカスがたまりやすいので、歯ブラシなど小さめのブラシでサッと掃除すると◎。
③ 10〜15分:鏡と蛇口を拭いて仕上げる
最後に鏡と蛇口をクロスで磨きます。
クエン酸水をスプレーして1〜2分置くだけで水あかがやわらぎ、ピカッと仕上がります。
全体を軽くシャワーで流し、換気扇を30分ほど回せば完了です。
続けられる仕組みづくり|道具は5つだけでOK
道具を増やしすぎると、出し入れが面倒になって掃除が億劫に感じます。
最低限、次の5つがあれば十分です。
道具 | 使い方・ポイント |
---|---|
スクイージー | 入浴後に壁や床の水を切る。カビ予防の最重要アイテム。 |
中性洗剤 | ほとんどの素材に使える。強い洗剤は不要。 |
ブラシ | 床・レール・角の汚れ落としに。毛先が硬すぎないものを。 |
重曹 | 皮脂汚れ対策に。つけ置きや軽い研磨にも使える。 |
クロス(マイクロファイバー) | 鏡・蛇口仕上げや、壁の水滴拭きに。 |
収納のコツは、出しっぱなしでも気にならないデザインを選ぶこと。
たとえば白やグレーのシンプルな道具を使えば、浴室インテリアになじみ、出しておいてもスッキリ見えます。
① 掃除をラクにする置き場所ルール
道具を使いやすくするには、置き場所も大事です。
・スクイージー:タオルバーに吊るす
・ブラシ:マグネットフックに掛ける
・重曹・洗剤:ボトルでまとめて壁面ラックに
目につく場所にあると、思い出せて、すぐ動ける。
そんな流れを作ると、掃除が考えなくてもできる習慣になります。
② インテリアになじむ出しっぱなし掃除道具の選び方
最近は、見た目もおしゃれな掃除道具が増えています。
色を統一するとスッキリ見えるし、手に取りやすい場所に置けるのもメリット。
たとえば無印良品や100円ショップでも、白ベースのブラシやスクイージーが手に入ります。
隠さない収納にするだけで、掃除が続けやすくなります。
安全に掃除するための基本ポイント
浴室掃除で注意したいのは、洗剤の扱いと換気です。
酸性と塩素系洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。
必ずどちらか一方だけを使いましょう。
また、洗剤を使うときはゴム手袋を着けて、作業中は換気扇を回してください。
特に冬場など窓を閉めがちな時期は、ドアを少し開けて空気の通り道を作ると安心です。
まとめ
お風呂掃除は、毎日がんばらなくても大丈夫です。
入浴後のながらケアで汚れをためず、週1回のリセットでしっかり整えれば、それだけで清潔をキープできます。
完璧を目指さなくても、ちょっとした工夫で気持ちのいい空間は続けられます。
大切なのは、がんばりすぎず、できることを続けること。
今日からは無理せず続けられるきれいを目指していきましょう。